ピンボールを、ご存知だろうか?
傾いた箱の中にボールを転がして、それを下に落とさないように
左右についているピンではじく、というあれだ。
Windowsに標準でついているピンボールをプレイしている人も多いことだろう。
しかし、それでしかピンボールを知らない、という人もまた多いことだろうと思う。
ピンボールとは本来、様々な機械部品を使った一台のマシーンなのである。
そう、ピンボールの一番の特徴はアナログであることなのだ。
だから、台が傾いていれば当然ボールの転がり方も変わってくるし、
湿気やパーツの状態によってもまた変わってくる。
プレイヤーの体調だって重要な要素だ。
ピンでボールをはじいた時、ボールに回転がかかったり、
はたまた宙に浮いてしまったりすることだってある。
また、ピンを動かしてボールをはじくだけ、に見えるピンボールにも
実はさまざまなルール
(代表的なものとして、一定得点を稼ぐともう一度プレイできる)や、
ボールを殺さないためのテクニックが存在する。
ピンで拾えないボールを、台をどついて復帰させるという荒業にこそ
ピンボールの醍醐味が凝縮されているというものである。
(ただし、あまり揺らしすぎると「TILT」の表示が出て反則になってしまう。
TILTにならない程度に、かつお店の人の迷惑にならない程度にどつくのがコツ。)
この「台揺らし」も、ピンボールが実体のある台だからこそのものなのである。
しかし、そんなピンボールも、1999年を境に新しく台が作られているということが無く、
メンテナンスの大変さ、集客率の悪さもあいまって街では天然記念物も同然である。
「故障中」の張り紙を見ては悲しさがこみあげてくる。
ゲームの本質のひとつとして、偶然と戯れる、ということがあげられるかもしれない。
それこそ、ボール、トランプなどのカード、さいころ、果てはジャンケンの時の手にいたるまで、
人間の遊びの中には様々な「偶然」が混入しているのだから。
※追記
2007年現在、ピンボールの実機を作っているのは世界でただ1社、スターン・ピンボール社のみとなっている。
日本での販売代理店はプリクラでおなじみのアトラス。(プレスリリースPDF)
また、ピンボールの知名度に広く貢献していた
WindowsOS付属のピンボールゲームも、Windows Vistaでは収録されないことになり、
デジタル方面からもピンボールが消えつつある。
もはや、ピンボールと出会えるかどうかも、一期一会の偶然となりつつある。
ピンボールに関するリンク集
Williams
英語。かつてのピンボールメーカー。
このメーカーの「Medival Madness」という台が、筆者がピンボールにはまるきっかけだった。
STERN Pinball,inc
英語。2007年現在、世界でただ唯一のピンボールの実機を製造しているメーカー。
Pinball News
英語。いち早いピンボール情報を入手できる。
The Internet Pinball Machine Database
英語。ピンボール台の情報を検索することができる。
Pinball Location
日本各地のピンボールの設置情報を検索できる。
もしピンボールに興味を持ったなら、近くの都道府県で検索してみるといいでしょう。
ピンボール研究所・神奈川支部 (閲覧不能)
川崎支部のページでは、各台のルールや様々なテクニックが解説されている。
pinball.co.jp
ピンボールの競技大会の開催など、各種情報を提供している。
東京・ピンボール・オーガニゼーション
ピンボール愛好団体。テクニックやマシン紹介など。
Marry's Pinball Room
ピンボールの紹介や人名録。
針球競技法 開眼之巻
ピンボールをプレイする上で重要なテクニック集。
これを読めば、ピンボールの奥深さが判る。
KAZe net
『デジタルピンボール』と銘打ち、本格的なビデオゲームピンボールをリリースしていた。
セガサターン『ラストグラディエイターズ』、PS2『AKIRA サイコボール』など。
Little Wing
PC用ピンボールソフトを製作・販売しているメーカー。
Winだけでなく、Macでも遊べるようだ。
Visual Pinball
英語。骨太な弾道計算が特徴のピンボール・シミュレーター。
自分で台が作成することも可能。
Future Pinball
英語。3Dを駆使したピンボール・シミュレーター。