残機0の満身創痍で最終ボスを撃破。
スタッフロールを眺め、最後に3文字を筐体に叩き込んで、席を立つ。
1コインクリア。
嬉しかった。
『スピカアドベンチャー』はタイトーがアーケードで発売した横スクロールのアクションゲーム。
精神年齢5歳のとんでもない女の子「ニコ」が、「伝説の傘」を片手に
惑星「スピカ」で暴れまわる、というのが大まかな内容だ。
(勘違いしやすいが、主人公の女の子の名前が「スピカ」というわけではない。ここ試験に出るので注意!)
ポップなグラフィックとレトロなゲームプレイが、
なんとなく90年代前半のアーケードゲームを髣髴とさせてくれる。
また、ケータイアプリのオリジナルタイトルがアーケードへ移植された、という意外な一面もある。
ビデオゲームに口うるさい僕だけど、その実、アーケードで1コインクリアできたゲームなんてほとんど無い。
『スピカ』はそんな自分でもそこそこ先のステージを見ることができた。
そうして、プレイを繰り返していくたびに、
少しずつ、先に進めるようになってくる。
少しずつ、スコアが稼げるようになってくる。
ノーダメージでステージクリアすれば、体力も残るし、スコアも稼げる。
イージールートの次はノーマル、ノーマルルートの次はハード。
アクションのひとつ「傘ぶっ飛び」を使って、華麗かつスピーディに移動できることに気が付く。
時にはコンティニューもして、先の面を偵察してみたり。
繰り返しになるけれど、『スピカ』の難易度は正直言って低い。
けれど、難易度が低いからダメということはなくて、
プレイするたびに”うまくなっていく”事が実感できる、絶妙の難易度だったように思う。
なにはともあれ、『スピカ』は僕が1コインクリアできた、数少ないアーケードゲームになった。
僕はこのゲームに出会えて幸せだ。
そして僕には、まだスコアアタックが残されている。
僕はもっと”うまくなれる”のだ。こんなに嬉しいことはない。
それと最後に。このゲームを僕に紹介してくれた人に感謝。
あなたの紹介無しにはこのゲームに出会えなかった。ありがとう。
(ゲームセンターへの出回りが少ないから、なおさら…ね。)